「我思う、ゆえに我あり」(デカルト)を、偏差値教育を受ける生徒さん向けに、わかりやすく、そして自己肯定感や主体性に繋がるように説明してみます。
💡 「我思う、ゆえに我あり」を生徒向けに解説
🌟 元々の意味:何があっても「考える自分」はいる!
この言葉は、フランスの哲学者デカルトが、世の中のすべての知識や常識を徹底的に疑った末にたどり着いた結論です。
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すべてを疑ってみる:先生の教え、教科書の内容、友達の意見、自分が今見ているもの(もしかしたら夢かも?)… 少しでも「本当に正しいのかな?」と疑問が残るものは、すべて一旦横に置く。
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最後に残るもの:全部疑いきったとしても、「今、疑っている自分」、つまり**「考えている自分」**の存在だけは、疑うことができません。
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結論:「考えている(疑っている)」という行為があるからこそ、「私」という存在は確実にいるんだ!
🏫 偏差値教育の中でどう使うか
この考え方を、偏差値や受験勉強という文脈で活かすには、次のように応用できます。
1. 🥇 自分の存在価値は「結果」や「評価」ではない
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偏差値が低かった、テストで失敗した、志望校に落ちた…。これらはすべて「評価」や「結果」という外部のものです。
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デカルトの教えに倣えば、これらの「外部の評価」がどうであれ、**「今、この結果についてどう考えるか、次に何をしようかと思っている自分」**は、確実にここにいます。
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「私は考える、ゆえに私は存在する」。あなたの価値は、点数や偏差値ではなく、「考え、悩み、次に進もうとするあなた自身」にあります。
2. 🚀 主体的に「自分の勉強」を選ぶ
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「みんながやってるから」「先生に言われたから」という理由だけで勉強するのはやめましょう。
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「私は、この目標を達成するために、この勉強法が一番効果的だと考える。だから、私は存在する」
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自分で目標を決め、自分で方法を選び、自分で行動する。これこそが「考える自分」の証です。たとえそれが主流のやり方と違っていても、自分で考えて選んだことなら、それは確かなあなたの行動です。
3. 🧠 思考力を鍛える
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偏差値教育は「正解」を覚えることが中心になりがちですが、デカルトが重要視したのは「疑う力」「考える力」です。
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**「本当にこの解法がベストか?」「なぜ、これが正解なのか?」「他の可能性はないか?」**と、教科書や模範解答さえも疑ってみる。
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この「思考する行為」こそが、誰にも奪われないあなたの「存在証明」であり、真の学力に繋がります。
つまり、この言葉は…
「あなたの価値は、周りの評価(偏差値、点数など)に左右されるものではなく、『自分で考え、判断し、行動しようとするあなたの内側の力**』にこそあるんだ」**という、強力な自己肯定のメッセージになります。
この考え方について、もっと詳しく話してほしい部分はありますか?
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