皆さんこんばんは、ITO ACADEMY代表の伊藤琢哉です。

今日がもうすぐ終わりますが10分ほどで 前置詞と副詞の区別をしてみましょう。

品詞と聞いてもピ-ンと来ない中学生もITO ACADEMYできちんと正攻法で学べば何とかなりますから、お越しください。

☆前置詞と副詞の区別

例えば、get on the trainとtake off his shirtのget onとtake offは同じ「動詞のイディオム」と見なされることがありますが、違いがあります。get on the trainのonは前置詞ですが、take off his shirtのoffは副詞です。ここでの違いは、下の分析を見れば、はっきりします。

①○He [got] [on the train].

②×He got the train on.

③○He [took off] [his shirt].

④○He took his shirt off.

on the trainは前置詞句で、「電車の上に」と訳すことができます。ところが、off his shirtは前置詞句ではありません。「彼のシャツから離れて」と訳すことはできないからです。

onには前置詞と副詞の両方の働きがありますが、副詞の場合は、目的語の前に置くことも、後ろに置くことも可能な場合がよくあります。前置詞の場合には、そういった移動はできません。例えば、He took off his shirt.では、He took his shirt off.と言うことができ、このoffは副詞です。一方、He got on the train.ではHe got the train on.と言うことはできません。そこでこのonは前置詞です。

動詞+副詞の句動詞では、He took off his shirt.とHe took his shirt off.と両方の表現が可能であり、前者を結合型、後者を分離型を呼ぶことができます。一般的傾向として、結合型のほうが使用頻度が高いようです。動詞+副詞の句動詞のすべてで結合型と分離型の両方が可能なわけではありませんが、両方が可能な場合は意味合い(強調点)がやや異なります。単純化して言うと、結合型の場合には副詞が持つ場所的な意味合いが弱くなり、1つのまとまりとして処理される傾向があるようです。分離型だと副詞の役割が独立した形で強調され、場所的な意味合いが強くなると同時に手続き的な意味合いが強くなります。He tool the book up.だと「彼は本を手にして、上にあげた」のように、手続きを踏む意味合いになりますが、He tool up the book.だと「彼は本を取り上げた」といった感じです。頻度的には結合型が多いようですが、句動詞の意味をイメージでとらえるには、分離型を基準にするとよいでしょう。

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