「アプレンティスシップ」のように、末尾に 「-ship(シップ)」 が付く言葉は英語にたくさんあります。

この「-ship」が一体何を表しているのか、そして他にどんな言葉があるのかを分かりやすく整理しました。

1. 接尾辞「-ship」の意味とは?
単語の think(考える)に「-er」を付けると thinker(考える人)になるように、単語の think に「-ing」を付けると thinking(思考)になるように、名詞の語尾につく「-ship」は接尾辞(せつびじ)と呼ばれるパーツです。

海に浮かぶ「船(ship)」とは関係がなく、主に以下のような性質や状態を抽象名詞化する役割を持っています。

状態・性質・能力(〜であること、〜の性質)

身分・地位・資格(〜の職、〜の地位)

関係性(〜の間柄)

技術・手腕(〜の技量)

つまり、「アプレンティスシップ(Apprenticeship)」であれば、「見習い(Apprentice)としての身分・期間・技術」という意味になります。

2. 「-ship」が付く代表的な言葉
日常会話やビジネス、スポーツなどでよく使われる仲間たちを、意味のジャンル別に分けてご紹介します。

① 「関係性」を表すもの
Friendship(フレンドシップ)

Friend(友達) + ship = 友情、友誼

Partnership(パートナーシップ)

Partner(相棒・協力者) + ship = 協力関係、提携

Relationship(リレーションシップ)

Relation(関係) + ship = (人との)関係、結びつき

② 「地位・資格・権利」を表すもの
Citizenship(シティズンシップ)

Citizen(市民) + ship = 市民権、公民権

Membership(メンバーシップ)

Member(会員) + ship = 会員の資格、会員の地位

Ownership(オーナーシップ)

Owner(所有者) + ship = 所有権、当事者意識

Scholarship(スカラシップ)

Scholar(学者・学生) + ship = 奨学金、学問的業績

※「学生としての資格・手当」から「奨学金」という意味になっています。

③ 「能力・精神・技術」を表すもの
Leadership(リーダーシップ)

Leader(指導者) + ship = 指導力、統率力

Sportsmanship(スポーツマンシップ)

Sportsman(スポーツマン) + ship = スポーツマン精神(正々堂々と戦う姿勢)

Craftsmanship(クラフトマンシップ)

Craftsman(職人) + ship = 職人気質、職人の技術

Showmanship(ショーマンシップ)

Showman(演出家・表現者) + ship = 人を魅了する演出力、見せ方の上手さ

💡 補足:語源のプチ雑学
実は、船を意味する「ship」と、接尾辞の「-ship」は、大昔のゲルマン語の時代まで遡ると「形づくるもの」「創り出されたもの」という同じ根っこ(語源)を持っています。

木を削って形づくったもの = 船(ship)

人の状態や関係性を形づくったもの = 接尾辞(-ship)

このようにイメージすると、一見まったく違う「船」と「友情(Friendship)」が、心の奥底で繋がっているようで見方が少し面白くなりますよね。

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