世阿弥が『花鏡』で説いた「離見の見(りけんのけん)」として知られるこの考え方は、商売や教育において最も欠かせない視点と言えます。

これら三つの視点を、「商売と教育の在り方」に当てはめてまとめます。

1. 我見(がけん):自己中心的な執着
状態: 自分の見方、自分の都合だけで物事を見ている状態。

商売において: 「自分が何を売りたいか」「自分がどう見られたいか」という独りよがりのこだわり。

教育において: 指導者が自分の教え方やプライドに固執し、目の前の生徒が本当に求めているものを見落としている状況です。

これでは教育サービスは長く続かない。

過去の伝統は今後無意味なのだから!

2. 利見(りけん):目先の利益への囚われ
状態: 損得勘定が判断の基準になっている状態。

商売において: 「いかに儲けるか」という自分側の数字だけを追い、消費者の存在が置き去りになること。

教育において: 「生徒数」という数値を追うあまり、教育の質や生徒一人ひとりの本質的な成長よりも、経営的な効率を優先してしまう危うさを指します。

これは教育サービス以外ならどの商売でもOK!

3. 離見(りけん):客観的・俯瞰的な視点
状態: 自分の体を離れ、外側(客体)から自分を眺める視点。

商売において: 顧客や消費者の目に、今の自分(サービス)がどう映っているかを冷静に把握すること。

教育において: 生徒の視点に立って自分を見つめ直し、「生徒が何に躓き、何を求めているか」を鏡を見るように確認する作業です。

まとめ:信念を貫くための三視点
商売や教育の道において、生徒が何人になろうとも自分を信じてやり抜くためには、「離見」を持って「我見」と「利見」を制御することが肝要です。

消費者を忘れない: 「離見」によって常に他者(生徒・消費者)の視点を取り入れる。

自分を信じる: 単なる「我見」としてのこだわりではなく、客観的な視点(離見)に裏打ちされた、他者に価値を届けるための「真の信念」を持つ。

数の誘惑に負けない: 「利見」に支配されず、一人ひとりの生徒に対して誠実であることで、結果として商売も教育も持続可能なものとなります。

結局のところ、「自分を外から見る目(離見)」があるからこそ、独りよがりではない「本物の信念」を貫くことができるのだと言えます。

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