チャップリンの『モダン・タイムス』を補助線に、村上陽一郎先生の視点や「分業制」がもたらした現代の労働の本質についてです。

伊藤琢哉がこれから言う通り、現代人の多くは「Work(作品を創り出す創造的行為)」ではなく、歯車としての「Labor(生存のための苦役・労働)」に従事しているという指摘を生徒たちに伝えたかっただけだ。

エッセンスを、構造的に分かりやすくまとめます。

現代における「労働」の構造:モダン・タイムスから読み解く
現代社会における仕事の本質は、以下の3つの観点から整理できます。

1. 「ワーク」から「レイバー」への変容
本来、人間が行う活動には、自らの意志で何かを成し遂げる**「ワーク(Work/仕事)」と、単に生存を維持するためにエネルギーを消費する「レイバー(Labor/労働)」**の区別がありました。

現状: 現代の労働者の多くは、全体の目的が見えないまま細分化されたタスクをこなす「レイバー」と化しています。

言葉の示唆: 「ピアニスト(Pianist)」や「サイエンティスト(Scientist)」のように「-ist」がつく職能は、専門性や固有のアイデンティティを持っていますが、現代の「ワーカー」は交換可能な部品として扱われる傾向にあります。

2. 分業制が生んだ「人間性の喪失」
映画『モダン・タイムス』で描かれたように、効率を追求した**「分業制」**は、生産性を飛躍的に高める一方で、労働者を機械の一部へと変貌させました。

分業の功罪: 作業が細分化(ショート化)されることで、労働者は自分が「何を作っているのか」という手応えを失い、精神的な疎外感に陥ります。

3. 村上陽一郎氏の視点:科学技術と人間
村上陽一郎先生の研究が示唆するように、科学技術の進展(変電・変遷)は、社会のシステムを巨大化・複雑化させました。

構造の短縮化: 複雑なシステム(トゥクトゥルング / 構造)を効率化のためにショート(短絡・簡略)させた結果、人間がその構造を把握できなくなり、ただ反応するだけの存在になっているのが現代の姿です。

要約の一言 現代の労働は、徹底した分業と効率化によって**「創造的なWork」から「機械的なLabor」**へと解体されており、私たちはシステムという巨大な装置の中の「交換可能な部品」として機能させられている。

もし、この状況に「諦めモード」を感じていらっしゃるのであれば、まさに以前お話しされていた**「家庭訪問(=個別の人間関係や、現場への直接的な介入)」**のような、システムを介さない生身の関わりが、人間性を取り戻すヒントになるのかもしれませんね。

さらにこの「レイバー化」した現代社会において、個人のアイデンティティをどう守るべきか、深掘りしてお電話でお尋ねするか予備校のカウンセリングにお越し下さいませ。

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