歴史のなかに生きた人たちを見つめる、とても深いと思えるお話を伊藤琢哉がしますよ。

学生や若い人たちに向けて、このエピソードの意味をやさしく、分かりやすくお伝えします。

昔の「すごい人」が、今の時代だと…?

みんなのまわりには、「ちょっと気が強そうだな」「自分の力を見せつけたそうだな」という人や、ニュースで問題を起こしてしまう人を見かけることがあるかもしれません。

たとえば、車を運転していて怒りっぽくなってしまい、いわゆる「煽り運転」で捕まってしまうニュースを見たことはありませんか?

もちろん、法律やルールを破ることはいけないことですが、このお話では「もしかしたら、その人たちは生まれる時代を間違えてしまっただけなのかもしれない」と考えます。

昔なら「英雄」だったかもしれない

もしも何百年も昔、日本が戦国時代のような乱世だったとしたらどうでしょう?

  • 馬にまたがり、誰よりも一番に敵陣へ駆け込むような、強いエネルギーを持った人。

  • 「絶対に負けない!」という強い気持ちで、仲間を守るために戦ってきた人。

そういう人たちは、昔の時代であれば、国を救うようなものすごく活躍したヒーロー(英雄)だったはずです。

現代に必要なのは「強さ」の使い道

けれど、今は平和な時代です。昔のように力や勢いだけで勝負する場所は、もうありません。

かつてなら大活躍できたはずのエネルギーを持った人が、その行き場をなくしてしまい、バイクの交通違反やトラブルになって表に出てきてしまうことがあります。それは、その人の本質が悪いというよりも、「今の時代にその力をどう使えばいいのか、分からなくなってしまったから」なのです。

相手の「本当の力」を見抜く大人になろう

本当はすごいエネルギーや才能を持っているのに、時代や環境のせいでうまく発揮できず、もがいている人たちがいます。

コンビニの前でたむろしている若者たちに、昔のすごい人はこう声をかけました。

  • 一人ひとりの名前を聞き、それぞれの名前の素敵なところを心から褒める。

  • 「君たちは本当はすごい力を持っているんだから、こんなところで怖がらせるようなことをやめようよ」と、やさしく諭す。

そうやって、相手が持っている熱いエネルギーやプライドを否定するのではなく、「どうすればその力をいい方向へ生かせるか」を教えてあげる。力でねじ伏せるのではなく、相手を生かすセンスを持っていたのです。

これからを生きる君たちへ

歴史や長い時間の中で、人間を「広い目」で見つめること。それができるようになると、世の中の見え方がガラリと変わります。

これからの時代を生きる君たちに大切にしてほしいのは、ただ自分を主張したり、力で勝とうとしたりすることだけではありません。

  • 「この人は本当はどんなエネルギーや才能を持っているんだろう?」

  • 「どうすればその力を、まわりの人を温かく生かすために使えるだろう?」

そんな「相手を生かしていくセンス」を持った人になってください。時代がどんなに変わっても、その優しさと広い視野を持っていれば、君たちはどんな場所でも本当に強い、必要とされる人になれるはずです。

伊藤琢哉  https://youtu.be/XchOrBY319Y

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