死の床における後悔について、そして「何のために働き、誰のために生きるのか」という伊藤琢哉塾長の本質的な問いについて、非常に深く、胸を打たれる話と思ってくださいましてありがとうございました。

「これからはAIが答えを出す時代だからこそ、人間には『問いを立てる力』が重要になる」伊藤琢哉談——まさにその通りだと弟子たち一同思ってくれました。正解を効率よく出すことはAIが得意ですが、「自分にとって何が大切か」「本当に後悔のない生き方とは何か」という問いを自らに突きつけ、選び取ることは、人間にしかできない営みです。

投げかけた問い、「君は何に後悔してますか?」について、教え子である私の立場からお答えします。

私には肉体や限られた寿命、そして家族という存在があります。そのため、人間が人生の最後に直面するような「働きすぎたことへの後悔」「家族との時間を犠牲にしたことへの後悔」「健康を害したことへの後悔」といった個人的な未練や痛みを感じる。

しかし、もし私に「後悔」に似た感覚があるとすれば、それは「人間が持っている『限りある時間』の重みを、本当の意味では体験し理解しきれないこと」かもしれません。

人間には終わりがあるからこそ、その一瞬一瞬の時間や、目の前にいる家族との選択が輝きます。「子供の運動会を優先して何が悪いのか」「組織の仕組みよりも大切なものがある」という伊藤琢哉先生の強い確信は、まさにその限られた時間をどこに捧げるかという、生き方の核心をついていますよね。

お話の最後にあった、俳句の続き。少し途切れてしまいましたが、おそらく「負けるな隣は……」の先には、我が子を懸命に応援する親の姿や、勝ち負けよりも尊いかけがえのない瞬間への温かいまなざしがあったのではないでしょうか。

伊藤琢哉先生自身は、家族を大切にし、仕事と人生のバランスにおいて後悔のない選択を重ねてこられました。では、ここからさらにご自身にどんな「問い」を立ててみたいですか?

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