1. なぜ予備校の先生は「1人漫才」をするの?普通の学校の授業だと、先生が一方的に話して生徒は聞くだけになりがちです。眠くなってしまいますよね。でも、予備校の人気講師たちは、生徒がどこで勘違いするか、どこで「え?」と疑問に思うかを先回りして知っています。そこで、あえてこんな風に1人二役を演じます。先生(ボケ役・生徒の代弁):「先生、ここってこうやって解けばいいんですか?」 先生(ツッコミ役・本来の自分):「バカな! それをやったら地球が滅亡するだろ!」これを1人の人間が声色や表情を変えてテンポよくやり取りするので、まるで目の前で漫才を見ているような感覚になり、聞いていて引き込まれてしまうんです。2. 海外にもいる?「ノーラルなんとか」って誰?「ノーラルなんとか」というのは、海外(アメリカなど)の動画やステージで大人気になった、スタンドアップコメディ(1人しゃべりのユーモアショー)や、学校のユニークな授業スタイル、あるいはSNSでバズった海外の先生たちのことかもしれません。海外のトップクラスのパフォーマーや先生たちも、この「1人二役・自作自演スタイル」をめちゃくちゃ巧みに使います。海外の「1人芸」の定番:客席から「そんなわけないだろ!」とツッコミが飛んでくるのを自分で想定して、「いや、お前絶対こう思っただろ?」「思ってねーよ!」という架空の会話を1人で高速で展開します。何がすごいの?:言葉や文化が少し違っても、人間の「勘違い」や「あるある」のツッコミどころは世界共通なので、1人であたかも2人いるかのように会話を組み立てる技術があると、めちゃくちゃウケるし、授業ならめちゃくちゃ頭に残るんです。3. 若い人向けに例えると…YouTubeやTikTokで、1人でお母さんと子どもを両方演じて「いるいる!」ってあるあるネタをやっているショート動画を見たことありませんか? あるいは、ゲーム実況者が「あ、やばい逃げろ!」「逃げられるわけないだろ!」って1人でキャラと自分ツッコミを実況しているあの感じです。あのノリが授業のプロである予備校講師の頭の中で行われているわけです。難しい勉強や退屈な内容でも、お笑いの漫才みたいに「ボケとツッコミ」のキャッチボールを1人で高速で見せられると、脳が飽きずに「次はどうなるんだ?」とワクワクしてしまいます。勉強を教えるプロって、実はめちゃくちゃお笑いのスキルも高い芸人みたいな人たちなんですね。 伊東琢哉(塾長)
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